お役立ちコラム 親子で一緒に生前整理を始めよう!親の説得方法と片付けのやり方

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親子で一緒に生前整理を始めよう!親の説得方法と片付けのやり方

生前整理や終活に対する世間の認識が、ネガティブなものからポジティブものに変わってきて、最近では「終活は必要だ」と考える人が増えました。
コロナ禍を経たことで、誰がいつ亡くなってもおかしくないという現実を目の当たりにし、終活への考え方が変わった人も少なくありません。
とはいえ、終活を始めていない親に生前整理をすすめるのは「気まずい」「喧嘩になりそう」と尻込みする人も多いでしょう。
そこでおすすめなのが「親子で始める生前整理」です。
 
生前整理を始めるのに最適な年齢というものはなく、実は誰しも「今が始め時」です。
自分がまず始めることで話題にするきっかけができ、親にも終活について考えてもらう良い機会になります。
このコラムでは、親を説得するのに役立つ「生前整理のメリット」や「伝え方のポイント」、「生前整理のやり方」を詳しくご紹介いたします。
 

 

生前整理について親世代・子世代はどう思っている?


20~40代の男女150名と50~70代以上の男女150名を対象に行ったアンケートによると、生前整理について親子間で話し合っていると答えたのは子世代、親世代ともに25%でした。
 
子世代「親の意向を叶えてあげたい」「何かあったときにすぐ対応できるように」
親世代「自分の両親の時に大変な思いをしたから」「子供に迷惑をかけたくない」
話し合いをしている人達には上記のような意見が多く、双方が互いのためを思い終活を進めていることがわかりました。
 
話し合っていない75%の人達には以下のような意見がみられました。
子世代「親とそこまでの話をするタイミングがない」「日常生活が精一杯で、先の事はなかなか話し合えない」
親世代「話さなければと思うものの子供達のほうが大変な時期なので余計なことを考えさせたくない」「時間を作るのが互いに面倒」
話すタイミングや機会がないことに加え、互いに気を遣いすぎる余り生前整理の話題が出せないという状況が伺えます。
 
たしかに、生前整理や終活についての話題はひと昔前までは「縁起が悪い」とタブーのような扱いだったため、言い出しにくいという心理も良くわかります。
しかし今では多くの人達が”終活”は必要だと捉えており、生前整理や終活をすでに始めているという人も年々増加しています。
 
「死は年齢に関係なく、誰にでも突然やってくることがある」と、コロナ禍を経て体感として理解した人も多いでしょう。
そんな今だからこそ、親子間で話し合うには最適な時期なのではないでしょうか。
 
*参考サイト
「親世代・子世代の別の生前(遺品)整理や終活についての意識調査」株式会社林商会(2021年9月)
 
「50~79歳男女に聞いた「終活に関する意識調査」モノよりおカネを遺したいシニア世代、平均金額は3,000万以上」株式会社ハルメクホールディングス(2023年4月)

 

親の説得に使える生前整理5つのメリット


生前整理には、荷物の要不要の仕分けや資産管理と見直し、処分品の搬出など、判断力や体力が必要な場面が多いため、早く始めるに越したことはありません。
人は高齢になるほど体力も判断力も落ちてきますし、認知症などの影響で物を溜め込む症状が出る人や、感情的になり冷静な対応ができなくなる人もいます。
だからこそ、親が元気なうちに話し合いを行い、生前整理を始めましょう。
 
親に納得してもらうために有効なのは「生前整理を行うメリット」を知ってもらうこと。
そして「親の幸せを考えている」というあなたの気持ちを伝えることも大切です。
 

生前整理のメリット

・安全性が高くなる
荷物に躓いての転倒、落下物による怪我などの事故を防げる
(ゴミ屋敷状態の場合、火災や健康被害のリスクも高くなる)
 
・利便性が高くなる
掃除しやすい、探し物がしやすい、移動しやすいなど
 
・緊急時でも必要な物がすぐに見つかる
災害時などの緊急時でも、最低限必要な物をすぐに持ち出せる
 
・介護が必要になったときにも対応しやすい
スペースが確保されていると車椅子での室内移動や介護用ベッドの設置もすぐにできる
バリアフリー化工事も行いやすくなる
 
・財産管理しやすくなる
通帳、印鑑、貴重品、契約書類、証券類などをまとめておくことで財産管理がしやすくなる
 

伝え方のポイント

親の今後の人生をより良くしたい、幸せに過ごしてほしい、と願っているあなたの正直な気持ちを伝えるようにしましょう。
 
「遺される自分達が困る」ということばかりを伝えてしまうと、親は責められているように感じて、あなたの提案を拒絶してしまうかもしれません。
生前整理は時間も手間もかかる作業だからこそ、前向きな気持ちで取り組んでもらいたいですよね。
誤解や軋轢を生まないためにも、伝え方には十分注意しましょう。

 

生前整理で整理するものは大きく3つ


生前整理では「所有物の整理」「情報の整理」「心の整理」の3つを行います。
 
所有物の整理では、身の回りにある荷物を仕分けて、不要な物を手放す作業を行います。
情報の整理では、相続や財産にかかわるものを整理して、エンディングノートや遺言書を作成します。
心の整理は、生前整理を通じて親子間で情報や価値観の共有を図ったり、今後の人生設計の見直しを行ったりします。
親子で一緒に生前整理を行うことで、自然と話し合う機会も多くなり、心の整理もできるようになるでしょう。
 
次章からは「所有物の整理」と「情報の整理」のやり方をご紹介します。

 

所有物の整理


生前整理では、まず「所有物の整理」から始めるのがおすすめです。
理由は、物を整理しながら通帳、契約書類などの貴重品や重要書類を集めておけるからです。
これらが揃っていることで、次の「情報の整理」を円滑に進められるようになります。
 

荷物の仕分け/貴重品・重要書類の探索

衣類、書籍類、家具、家電などの荷物をいる物、いらない物に仕分けします。
仕分け作業は時間と労力がかかるため、とにかく立ち止まらずどんどん進めることがポイントです。
今日は衣類、明日は書籍類などカテゴリー別に作業していく、または今日はこの部屋、明日はこの部屋など場所ごとに仕分けを進めるのも良いでしょう。
 
いる物、いらない物の他に、判断に迷う物をまとめておく「保留」という枠を設けておくと、考え込み時間を浪費するのを避けられます。
保留の品物を入れておける段ボール箱などを用意しておき、数日~数週間程経ってから再度捨てるかどうか判断しましょう。
 

不用品の処分/売却

処分する不用品は各自治体のルールに従って廃棄しましょう。
余りにも量が多く分別や搬出が困難な場合は、不用品回収業者やゴミ屋敷片付け業者に引き取ってもらう方法もあります。
 
状態が良い品や価値ある品は、リサイクルショップなどで買取してもらえます。
 

デジタルデータの整理

パソコンやスマホなどの端末に保存された写真やデータ、インターネットの各種サービスの情報は「デジタル遺品」として、本人の死後に度々問題になります。
金融資産や重要書類をデジタルで管理している場合、パスワードがわからなければログインできず遺族が困ることになるのです。
IDやパスワードを書き留めておき、その旨を家族に伝えておくとともに、使用していないサービスは解約しておきましょう。
 

銀行口座、クレジットカードなどの解約

使用していない口座やクレジットカードなどは解約しておきましょう。

 

情報の整理


情報の整理は、親の死後だけを見据えたものではありません。
事故や急病などの緊急時にも適切に対応できるのはもちろん、仮に意思疎通ができない状態になってしまっても本人の意向を知ることができます。
 

エンディングノートの作成

生年月日や血液型、マイナンバー、健康保険番号、病歴、常備薬などの個人情報、大切な人へのメッセージなどを綴ります。
ノートの種類に決まりはありませんが、市販のエンディングノートなら予め項目が記載されているので、書き方に困る心配がありません。
 

財産目録の作成

預貯金(銀行口座)、不動産(登記簿)、有価証券(株式、債券、手形など)、生命保険(保険会社名、連絡先)、貴金属、ローン、借金などの資産を一覧にまとめておきましょう。
 

遺言書の作成

項目や形式が法律で定められています。
条件を満たしていない場合、無効になることもありますので弁護士や法務省の公証役場に相談して作成することを推奨します。

 

まとめ

生前整理や終活の話題は、相手に嫌な思いをさせないように切り出し方に気を付けなければいけませんが、案外互いにきっかけを探している状態で、あなたから話題を振られることを待っておられる可能性もあります。
筆者も自身の荷物の整理を始めたのを機に、少しですが親と話すことができ、互いに荷物の整理から進めている最中です。
親にだけ生前整理をすすめるのではなく、自ら率先して始め、互いに手伝ったり情報共有したりすることで、親子関係も以前より良くなったと感じています。
生前整理は、将来の心配事を減らし、快適な暮らしをもたらしてくれます。
ぜひあなたも親子で始めてみてください。
 
*関連コラム
「20代の終活は早くない!若い頃から将来の準備をする重要性」
 
「40代から始める生前整理のやり方をご紹介!早く始めるメリットとは?」

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