生前整理は20代でもするべき!今では珍しくない若者の終活とはお役立ちコラム

作業風景

健康で働き盛りの20代にとって、自分の最後について考える機会はほとんどないと思います。

ですが、事故や災害に巻き込まれて、突然の出来事によって最後を迎える可能性はないとは断言できません。

突然の死によって家族を混乱させないよう、生前整理は20代から始めても問題ありません。

そこで今回は20代から生前整理を始めるメリットや方法についてご説明いたします。

この記事を監修した人

監修者
小西 清香氏
整理収納アドバイザー

元汚部屋出身の整理収納アドバイザー。夫の身内6人の看取りや介護をし、生前整理の大切さを痛感。
また看護師時代ICUに勤務し、人の最期もたくさん見てきました。
そんな経験を元に元気なうちから生前整理を!という思いで、片付けと合わせてお伝えしています。

20代から生前整理を始めるメリットとは?

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一般的に生前整理とは50代~60代の方が意識や体力がしっかりとしているうちに身辺整理を行い、家族に迷惑をかけることのないよう仕度をすることを意味します。

ですが、20代の方も突然の不幸に遭った場合に備え、生前整理を始める方もいらっしゃいます。

身の回りの整理をすると過去の行動を振り返ることができ、やり忘れていたことや、これからやりたいことが明確になります。

さらに自分の生涯について考える機会が増えれば、マイホーム購入や起業、結婚や出産などのライフイベントに備えて貯蓄をする準備を整えることができます。

事故や病気、災害などで自分が突然死してしまった場合、これから増える家族が混乱しないためにも、20代で生前整理を行うことは大変有意義な行動となるのです。

不要な物を捨てる

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不要な物を捨てることは生前整理において一番簡単な方法です。

部屋のスペースを圧迫している家具や今後使う予定のない趣味の道具があれば、処分してしまいましょう。

捨てる物の判断材料として、ご自身で一つのルールを決めておくとスムーズに分別が行えます。

例えば1年間使わなかった物、二年間着ていない服など長期間使用していない物は今後使用する可能性も低いですよね。一度も開かなかった教本、遊ばなかったゲームなどを処分していくと過去の無駄遣いを反省することができます。

不要な物を片付ければすっきりとした空間で過ごすことができ、日常生活の質も向上します。

また、不要な物を売却すると小さな収入を得ることもできるでしょう。

期間限定で販売されていた洋服や、販売数が少ないフィギュアなど希少性の高い物は高価格で買い取ってもらえることが多いため、必要ないと感じたら潔く買取査定に出してしまうのがおすすめです。

 

人間関係も整理しよう

人間関係も整理すれば、未練を残さず気持ちを軽くして人生を送ることができます。

長い間連絡を取っていない友人の年賀状、連絡先などは処分し、決別が必要だと感じた友人関係にはきっぱりと身を引きます。せっかく構築した人間関係を整理するのは心苦しいかもしれませんが、現在の自分を大切にしてくれる方を明確にして感謝をすると、自分が自分らしく生きるための環境を整えることができます。

もちろん、人間関係を整理し過ぎるといざというときに頼る相手がいなくなってしまいます。

今後二度と連絡を取る予定がない相手、接していて苦痛で仕方がないという相手だけを整理するようにしてください。

デジタル遺品の整理

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パソコンやスマートフォンには個人間のメールのやりとりだけでなく、銀行取引や電子株などの貴重なデータが保管されています。

IDやパスワードは紙に書き、いざというときに家族に共有できるようにしましょう。普段はご自身でしっかりと管理し、第三者に見られないように保管してください。

月々に利用料金を支払って利用する有料サービスを契約しており、全く使用していない場合は解約してしまいましょう。

月々の利用料金は微々たるものですが、放置していると必要のない料金を支払うことになり、年間で合算するとかなりの無駄になってしまう場合があります。

また、端末内に見られたくないデータがあるなら、ご自身で消去しておきましょう。

SNSには投稿した文章や写真に個人情報が残されていることがあり、放置をしているとアカウントを乗っ取られて悪用されてしまう恐れがあります。

個人情報の漏洩を防ぐためにも使用しなくなったSNSのアカウントは削除しておきましょう。

パソコンを処分したいときは、データを初期化するだけでなく、専門業者に依頼してハードディスクを物理的に破壊すると確実に情報漏洩を防止できます。

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貴重品をすぐに取り出せる場所にまとめておく

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保険証書や印鑑、通帳、クレジットカードなどの貴重品はすぐに取り出せる場所にまとめておきましょう。

ご自身が入院することになった場合、保険の証書や預金通帳の場所がすぐに取り出しやすい場所に保管されていればご家族も混乱せずに済みますし、貯蓄がいくらあるかすぐに把握できます。

重要書類を一つの場所にまとめておけば、災害が発生した際も速やかに避難をすることができます。

今後のライフプランを計画する

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満足のいく人生を送るために、死ぬまでにやっておきたいことを書き出してみましょう。

資金や能力の問題で現時点では叶いそうにない夢でも構いませんので、箇条書きに書き出してみます。

また、やりたいことにかかる費用も調べておきましょう。

ライフイベントにかかる費用の計算、貯蓄の積み立てについてより詳しく計画したい方は、ファイナンシャルプランナーに相談するのがおすすめです。

ファイナンシャルプランナーとは生活に必要な税金や不動産のローン、保険金の資金計画やアドバイスをしてくれる専門家です。

ファイナンシャルプランナーに相談をすれば、将来生まれるお子様への教育費の積み立て、家族の医療保険をより詳しく計画することができます。

未来は予測できないため、理想的なライフプランを立てても予期せぬ出費や損失を体験することがあるかもしれませんが、それでも具体的な予定を書き出すと、より具体的な目標を立てることができます。

 

エンディングノートを作成する

ライフプランの計画書が完成したら、エンディングノートを作成してみましょう。エンディングノートを作成する目的とはどうしても死後の希望や遺言を残すことだと思われがちですが、20代の方であれば過去を振り返るという気持ちでノートを作成してみてください。

未来のことだけではなく、自分史で過去を振り返ってみれば、今の自分を形成した出来事を振り返ることができるかもしれません。

過去の失敗や成功から学んだことを今後の人生に生かし、生活をより充実させましょう。

エンディングノートには自分史以外にも葬儀に呼んでほしい人たちのリストや、友人の電話番号、自分の死後は遺品をどうやって処分してほしいかなど、自由に項目を増やして書き記しておけます。

遺品整理は膨大な日用品、生活用品を片付ける大変な作業ですので、買取処分ではなくゴミとして処分してほしい、欲しがっている友人に譲渡してほしいなど自分の意思を具体的に記録しておくと、片付ける遺族の負担が軽減されます。

まとめ

本格的に生前整理を始める50代~60代と違い、これから体験するイベントのほうが多い20代にとって、より良い最期を迎える生き方について考えることは難しいかもしれません。

その場合は、身辺整理を始める世代がどのような問題に直面しているのか調べてみることから始めてはいかがでしょうか。

もちろんこのページに目を通してくださったことも生前整理に当てはまります。悔いのない人生を送るために、自分の生き方について振り返ってみる時間を作ってみましょう。

この記事を執筆した人

執筆者
株式会社プログレス
編集部 M・Y
祖母の死をきっかけに遺品整理を始めたものの、大量の家財整理に手を焼いた経験からプログレスで不用品の処分や遺品整理、ゴミ屋敷問題について調査、執筆を開始。
ネットショッピングや定期購入などによって簡単に物が手に入る時代だからこそ、身の回りの整理整頓について振り返るきっかけを皆様へお届けしたいと考えています。

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