遺品整理の料金相場は?費用を抑えるコツと注意点お役立ちコラム

作業風景

「故人の遺品を整理したいけれど量が多すぎてどう進めたらいいのか……」という悩みはよく聞かれます。そこでおすすめなのは遺品整理をプロの専門業者に依頼することですが、どの程度の費用を準備しておけばいいかわからないと思います。

そこで、遺品整理の平均的な料金の相場と費用を安く抑えるコツ、その際に注意すべき点を説明していきます。

この記事を監修した人

監修者
小西 清香氏
整理収納アドバイザー

元汚部屋出身の整理収納アドバイザー。夫の身内6人の看取りや介護をし、生前整理の大切さを痛感。
また看護師時代ICUに勤務し、人の最期もたくさん見てきました。
そんな経験を元に元気なうちから生前整理を!という思いで、片付けと合わせてお伝えしています。

遺品整理の費用相場

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費用の算出方法は遺品整理業者によって異なります。

 

①部屋の面積で算出する場合(平均基本料金)

遺品整理は、基本的には作業する部屋が広いほど料金が高くなっていきます。広い部屋ほど作業時間が増えて人員も必要になるため、料金は高額になります。

遺品の量別で算出する場合(平均基本料金)

整理する荷物が多ければ多いほど料金が高くなります作業時間が長くなったり、回収品を積み込む車両を増やしたりする必要があるためです。

 

いずれの場合も遺品回収物の量や遺品の種類、その他の内容によって料金が異なりますので、あくまでも目安としてお考えください。

料金に大きな幅があるのはなぜ?

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前項で遺品整理にかかる平均的な費用を掲載しましたが、料金には大きな幅が見られます。

その理由は、遺品整理は部屋の広さが同じでも、

・遺品の回収量

・遺品の種類

によって価格が大きく変わるからです。

例えば、1ルームの部屋でも回収する遺品の量が多ければ費用も高くなります。反対に、遺品の回収量が少ない場合は費用は安くなります。

また、処分品の中に貴金属や骨董品、まだ使用できる家具や家電製品など価値のあるものが多い場合は、遺品整理業者が買取をして回収費用からその分を差し引いてくれるケースもあります。

 

その他、相場料金が変動する可能性が高い状況をご紹介しておきます。

 

住居や道路などの状況

住居の周りの道路環境も料金に影響します。自宅前のトラックの駐車スペースの有無で作業効率に差が出るため、見積り時に料金が高くなる場合もあります。

 

緊急の案件への対応

賃貸住宅の退去日などが迫っている案件では、急いで終わらせるためにスタッフの人員を増やす必要があり、人件費が通常より多くかかります。

料金を抑えるためにも、できるだけ期日に余裕をもって依頼するようにしましょう。

 

オプションサービスの利用

消臭・消毒作業

害虫駆除

ハウスクリーニング、仏壇クリーニング

原状回復リフォーム

仏壇・遺品供養

特殊清掃

エアコンの取り外し

車やバイクの回収や廃車手続き、その他各種手続きの代行

相続の相談

家屋の解体

不動産の売却

 

遺品整理の専門業者には、上記のようなオプションサービスを依頼できるところもあります。

遺品整理は心身ともに負担が大きくかかる作業です。遺品を整理するだけではなく、行政などへの各種手続きや相続で必要な書類の提出、整理後の不動産に関する問題など、想像以上に行うべきことが多くあります。オプション料金がかかってしまいますが、自身で行うには難しいという場合は依頼の検討をおすすめします。

遺品整理の費用を安く抑えるコツ

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遺品整理を専門業者に依頼する前に、ちょっとした工夫をすることで料金を抑えることができます。

費用を安く抑えながら遺品整理を行うコツをご紹介します!

 

①できるだけ事前に整理しておく

整理する品物の量が多い場合は料金が高くなるので、遺品整理業者に依頼する前に自分で整理できるものは進めておくと良いでしょう

形見分けとして家族や知人に譲っても構いませんが、、その場合は相続手続きをすべて終えてから行うようにしてください。相続手続きをせず、勝手に遺品整理をしてしまうと、後々トラブルに発展することがあるため要注意です。(詳しくはコチラ

家具や家電製品など大型の不用品がたくさんある場合は、遺品整理をする前に不用品回収事業者に回収を依頼しておくのも一つの方法です。

ただし、遺品整理は精神的にも体力的にも負担のかかる作業なので、大変な時は無理をせずプロの遺品整理業者に任せしましょう。

 

売却できそうなものは買取を依頼する

貴金属や高級家具、着物、骨董品など価値のある品物は、買取専門業者や不用品回収業者に買取査定を依頼してみると良いでしょう。また、遺品整理業者でも買取をして作業料金から割り引いてくれることがあります。遺品整理業者はリサイクル業者と提携していたり、海外貿易を行っていたりしているところも多く、意外な品物でも買取に応じてくれる場合があるため利用価値は非常に高いと言えます。 その他にも、リサイクルショップへの持ち込みやフリーマーケットへの出店、フリマアプリやネットオークションへの出品という方法もおすすめですので、それらを上手に活用して費用の節約につなげましょう。

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遺品整理の専門業者探しに困ったら

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遺品整理の料金相場や費用を抑えるコツについて説明してきましたが、故人が愛用していた思い出の詰まった品の整理を依頼するため、料金だけでは遺品整理業者を決められませんよね。

悲しみの中、忙しい日々を過ごさなければならないかもしれませんが、ご自身とご家族様で信頼できる業者をお探しになるのが最良の方法です。

実際の利用者の口コミや評価を見たり、直接問い合わせて対応を確認したりして、親切で丁寧に作業してくれる業者に依頼したいものです。

そのためにも、ホームページをよく見て参考にしましょう。納得のいく遺品整理を行うためには、料金体系や基本料金に含まれている作業内容、遺品の買取サービスやオプションサービスの充実度などを確認し、ご自身やご家族の理想に叶う遺品整理が行えそうか判断しなければなりません。

遺品整理業者の選定で重視するポイントは、依頼者の要望に寄り添った対応をしてくれるかどうかです。

遺品整理とは、故人を偲びながらゆっくりと気持ちを整理する作業です。そのため、回収する遺品であっても一つひとつ丁寧に扱い、遺族の深い悲しみに寄り添いながら家族のように温かく作業をサポートしてくれる、そんな遺品整理業者に依頼しましょう。

意外に見落としがち!業者の甘い罠

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整理後に「任せてよかった」と思える遺品整理業者に依頼するのが最善だと先述しましたが、そうは言っても費用面の負担を軽くしたいと思うのは当然のことです。

しかし、費用を安く抑えることだけに固執してしまうと思わぬトラブルに巻き込まれる可能性が高まります。料金の安さで興味を引き寄せ、依頼者が気付きにくい巧妙な手口で付け込んでくる悪質な業者も中には存在します。注意すべきポイントを記載しておきますのでホームページによく目を通し、見積りの際にも必ず確認するようにしてください。

 

①見積書がわかりにくい

見積金額がいくら安くても、細かい内訳が未記載で説明してもらえない場合は作業後に追加料金を請求されることがあります。そのため、ホームページに費用の目安や事例が掲載されているのはもちろんのこと、何にかかる費用かわかるように見積書が作成されていることも業者の選定条件として欠かせません。また、「上司と相談してから後日お見積もりをお伝えします」というように、その場で見積書を提示しない業者は候補から外すべきです。どのような現場であっても適切に対応できないようでは遺品整理の専門業者として信頼できません。

 

②葬儀会社や不動産業者の紹介をあてにしない

紹介手数料という名目で不正な利益を得ることを目的に、葬儀会社や不動産業者が遺品整理に関わってくることがあります。「親切心から紹介してくれているのではないか」という思いに付け込む手口です。仮に遺品整理の見積金額が15万円で葬儀会社が紹介手数料を50%に設定している場合、葬儀会社は依頼者に30万円を請求するようなことがあります。このようなことが起こらないためにも、遺品整理業者は必ずご自身や親族で探すようにしましょう。

 

③作業前に手付金を要求する

キャンセルさせないように、契約時に「手付金」を要求するような業者もいます。作業前にもかかわらず支払いを請求するような業者は信頼してはいけません。ホームページに記載がなくても問い合わせ時にしっかり確認しておいてください。

 

ホームページだけでなく、見積りに来たスタッフの対応から信頼できる業者かそうでないかは判断できますので、しっかり見極めて安心して任せられる遺品整理業者を選びましょう。

まとめ

遺品整理を業者に依頼する際に最も気になるのが料金の相場だと思います。業者によって料金の算出方法は異なり、回収する遺品の量や種類など遺品整理の内容によって価格は変わります。

遺品整理の費用を安く抑えたいという方はリサイクルショップやネットオークションを利用する方法もありますし、遺品整理業者に依頼すれば買取も行ってもらえます。費用を軽減したいからといって料金の安さだけで遺品整理業者を選ぶのではなく、依頼者側の要望に沿って作業を丁寧に進めてくれる業者に任せることが大切です。どのような作業が望ましいかをご遺族でよく話し合い、最善の方法で費用を上手に抑えながら納得のいく遺品整理を実現してください。

この記事を執筆した人

執筆者
株式会社プログレス
編集部 F・N
フリーライター時代に取材した遺品整理の仕事に興味を持ち、プログレスの編集メンバーに。
遺品整理やゴミ屋敷の問題や疑問、関心を先回りして発見し、問題提起するプログレスきってのリサーチャー。
身近に起きる不用品処分や遺品整理の悩みを記事でサポートするをモットーに、プログレス各種サイトのコラムを執筆中。

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