お役立ちコラム 孤立死と孤独死は意味が違う?大切な人を守るためにできること

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孤立死と孤独死は意味が違う?大切な人を守るためにできること

近年よく耳にする孤立死や孤独死。日本では高齢化や貧困により誰にも気付かれずお亡くなりになり、中には数日~数カ月の間発見されずに放置されていたという、社会問題にも発展する事態が発生しています。
孤立死や孤独死は私たちの身近にも起こり得る、他人事とは言えない出来事と認識すべきでしょう。
 
孤立死と孤独死の意味を理解し、大切な人をどうすれば孤立死や孤独死から守れるのかお伝えします。
 
大切な人が悲しい状況に陥る前に、対策を講じておきましょう。

 

孤立死と孤独死の違い

車いすと分かれ道

孤立死と孤独死はどちらとも「誰にも看取られず一人で亡くなっていること」を指した言葉ですが、この2つの言葉には違いがあるのをご存知でしょうか。
どのように使い分けるべきなのか、詳しくみていきましょう。
 

孤立死

孤立死とは家族や近隣住民との関わりが希薄で、社会から孤立した状態で誰にも看取られることなく亡くなることを指します。
独居高齢者だけでなく、若年層の孤立死も増加しています。
SNSの普及により、対面会話よりもインターネットの中でのつながりやゲームを通じた交流が主となり、いざ助けが必要になったときには誰にも頼ることができない状況に陥るのです。また年々増加傾向にある未婚率も、孤立死の要因として挙げられます。
 

孤独死

孤独死とは何かの原因で、亡くなる際に誰にも看取られず亡くなったことを指します。家族や親族、近隣住民とも、ある程度の交流はあったものの亡くなる際にひとりの状態であった場合を孤独死と呼びます。

 

増え続ける高齢者の孤立死

横たわる女性

2019年に内閣府が発表した高齢化の状況によると、65歳以上の人口は3,589万人にのぼり総人口に占める65歳以上人口の割合は28.4%となっています。
つまり人口の4人に1人が65歳以上の高齢者となっているわけです。
 
高齢者人口の増加に伴って、高齢者の一人暮らしも年々増加傾向にあります。
そんな中で社会問題になっているのが、高齢者の孤立死です。
様々な事情から家族や近隣住民との関係性が希薄になり、近隣住民とは挨拶程度のお付き合いで深くは関わっていないという高齢者の方々が増えているのです。
 
特にお一人暮らしの男性は女性の方よりも近隣住民とのお付き合いは挨拶程度、もしくはほとんどないという状況が多くなる傾向があります。
定年まで会社一筋で働いてきて会社という組織以外のお付き合いがほとんどなかったため、地域との関わり方が希薄化している人が多いのです。
そうした中で妻やご家族が先に亡くなり、一人残されたときに引きこもりがちになり、孤立してしまう状況になってしまうのです。

 

孤立死は予防できるのか?

電話をかける高齢者

近年では孤立死を予防するために、様々な取り組みがなされています。
そもそも孤立死の主な要因は
 
・会話の頻度が少ない
・いざという時に頼れる人がいない
・経済力不足

 
などが挙げられます。
これらの要因を少しでもなくすことが孤立死の予防にも繋がります。
 
では具体的にどのような予防策があるのか、詳しく見ていきましょう。

 

大切な人を守るために孤立死を予防する方法

高齢者の手を握る

大切な人が孤立しない生活を送ることができ、孤立死を予防する方法はいくつかあります。
 

見守りサービスの充実

一人暮らしの方を見守り、ケアすることが孤立を予防する方法として重要です。見守るという体制とはいったいどのようなことができるのでしょうか。
 
・同じ地域に住む人々で支えあう
 
同じ地域に住む人同士で変わった様子はないか、ポストに郵便物が溜まったままのご家庭はないか見守る方法です。少しでも異変を感じた場合は、各地域の相談窓口へ連絡を行うようにします。
 
・ガスや電気などの事業者との連携
 
ガスや電気事業者、郵便局などの事業者が高齢者見守りサービスを展開している事例もあります。検針や配達の際に随時確認を行い「ちょっとおかしいな」と感じたら、関係機関と連携し早期解決を目指す方法です。
 
・ボランティアや民生委員による見守り
 
民生委員とは国から依頼される地域の役割の一つで、その地域に住む人々が安心安全に生活ができるように活動しているボランティアの方を指します。
高齢者のいる地域やお宅を訪問し、話し相手になったり相談を聞いたりします。
高齢者に必要な情報などを伝える役割も果たしています。
 
・高齢者住宅への入居
 
有料老人ホームや介護付き高齢者向け住宅は、孤立死を予防する最も安心な方法です。
老人ホームと聞くと介護が必要な高齢者が入居するイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、最近では介護認定を受けていなくても入居できる施設もあります。
 

社会参加の機会を増やす

孤立死を防ぐ方法として人と人との関わりを増やすことが重要です。
社会と繋がり、参加することで心の充実や生きがいを得ることもできるでしょう。
高齢者といってもまだまだ就業意欲があり、働くことができる方も非常に多くいらっしゃいます。定年制度が60歳から65歳に引き上げられましたが、65歳を越えても変わらずご活躍されている方は少なくありません。少子化に伴い、高齢者の雇用を積極的に行うことも孤立死の予防策となります。
 
一度退職しても再度働くことを望む高齢者に対しては、ハローワークなどで再就職支援を図っています。

 

孤立死や孤独死に直面したらどうする?

悩む男性

親族や近隣住民の孤立死や、孤独死を発見した場合にはどのような行動を取ればいいでしょうか。まさ自分の身に起こるとは想像しておらず、突然の出来事で動揺してしまう状況ですが、孤立死や孤独死はもう他人事ではありません。
基本的な情報をあらかじめ知っておくことはとても大事です。
 
【明らかに死亡が確認できる状況】
 
状況がおかしいと感じ、部屋を開けると明らかに死亡が確認できる場合は立ち入らずすぐに警察を呼んでください。
 
・腐敗臭が部屋中に立ち込めている
・大量の害虫が発生している
 
このような状況下ではすでに死亡している可能性が非常に高くなります。病死や事故死ではなく、事件の可能性もあるため決して現場に踏み入れずすぐに警察を呼びましょう。
 
また、腐敗臭がする状況はご遺体の腐敗が進行しているということです。免疫力のなくなった体から発生するウイルスは、人体に悪影響を及ぼす危険性があります。二次被害拡大を避けるためにも現場への立ち入りは控えてください。
 
【死亡しているかはっきり確認ができない状況】
 
現場を確認するも、はっきりと死亡しているかどうか確認できない場合はまず救急車を呼んでください。
以下のような状況が該当します。
 
・ぐったりして意識がない
・出血が見られる
・呼吸があるかどうかも判断が難しい
 
この場合も現場のものや身体には触れず、生存確認は救急隊に任せるようにしましょう。

 

まとめ

孤立死と孤独死はどちらとも「誰にも看取られず一人で亡くなっていること」を指した言葉です。
しかしこの2つの言葉には少し違いがあります。
 
・孤立死
家族や近隣住民との関わりがなく、社会から孤立した状態で誰にも看取られることなく亡くなること。
 
・孤独死
家族や近隣住民と日頃の交流はあるものの何らかの原因で、亡くなる際に誰にも看取られず亡くなったことを指します。
 
孤立死を防ぐために同じ地域に住む人々や民生委員など、ボランティアでの見守りを充実させる必要があります。
また高齢者の社会参加も非常に大きな予防策となります。

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