終活は掃除を通して人生を振り返る作業!後悔しないポイントを紹介!お役立ちコラム

作業風景

友人との会話、テレビや雑誌で終活の話題に触れる機会があると思います。特に近年は老後の生活における不安から終活への関心が広まり、早目に取りかかる方が増えています。

そこで今回は、有意義な人生を過ごすためにも今からできる終活のポイントをご紹介します。終活に対する向き合い方の参考にしてみてください。

この記事を監修した人

監修者
小西 清香氏
整理収納アドバイザー

元汚部屋出身の整理収納アドバイザー。夫の身内6人の看取りや介護をし、生前整理の大切さを痛感。
また看護師時代ICUに勤務し、人の最期もたくさん見てきました。
そんな経験を元に元気なうちから生前整理を!という思いで、片付けと合わせてお伝えしています。

どうして終活をするのか

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そもそもなぜ終活を行うのでしょうか。終活とは、簡単に言えば人生の終わりに向けた活動です。身辺を整理して、残りの人生をかけがえのない人や必要な物に囲まれて豊かに過ごすために必要なステップです。

終活をしない場合、残された家族が片付けを行うことになります。もしあなたに子供がいるなら、親が片付けなかったものを子供が喜んで時間を割き、片付けてくれると思いますか?自分の子供だからといって大切な時間を奪っていい訳がありません。自分の後始末は自分で行えば充実した整理ができます。

終活で片付けをしていると、手物に残しておいた理由を思い出せます。友人や知人からの贈り物だから大切にしていたのかもしれませんし、単に生活に必要な物だからかもしれません。懐かしい出来事やお世話になった人を想起させるものを処分するのには抵抗があります。しかし、それらが本当にこれからの人生に必要かどうかを考えてください。思い出や感情は心にしまうことができ、いつでも呼び覚ませます。大事にしまっているけれど一度も使っていない、他の物で代用できる、そうしたものは今後の人生で本当に必要なのかよく考えましょう。快適に過ごすために必要なものを見極めて、ものを減らすために行うことが終活の基本なので、生活を豊かにする品まで捨てる必要はありません。そのことを忘れずに取り組みましょう。

終活に対する考え方

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死ぬ前の準備という少し暗いイメージを持ち、終活を行うことに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。しかし、終活に対して後ろ向きな姿勢になるのではなく、前向きに捉えることが大切です。

そもそも終活は死ぬ前の準備ではありません。簡単にいうと「片付け」です。身の回りにある「もの」と向き合うことで、過去を振り返り、気持ちの整理を行うことができます。未来をより良いものにするには過去と向き合うことが必要ですので、終活はこれからの生活をさらに良くするための片付けだと思うようにしましょう。

終活でやるべきこと

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「片付け」といっても、何をどう進めればいいかイメージしにくいと思いますので、終活で最低限しておいたほうがいいことを書き記しておきます。
・生前整理を行う
・エンディングノートを作成する
・葬儀やお墓の準備
・遺言書を書く

文字にすると面倒に感じるかもしれませんが、これらに取りかかっていると残された家族に負担をかける心配あはありません。家族に終活を始めると伝えておくと後になって混乱させることはなくなりますし、意見も取り入れながら進められます。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。

生前整理を行う

使っていないものがあれば処分しましょう。処分後は無駄なものを保管したり買い足したりせず、本当に必要なものだけを手元に残すように心掛けます。最小限のものに囲まれたミニマムな生活は却って豊かで、身軽になることによって年老いてからの生活が楽になりますので、生前整理の大切さを身をもって実感できます。

エンディングノートの作成

エンディングノートは市販のものを使用すると簡単に書けます。遺言書に書けないことをまとめておくと、残された家族は安心して対応できます。特に、ネット上で契約していることなど、本人しか知らないことは絶対に記載しておきましょう。

葬儀やお墓の準備

葬儀やお墓は事前に準備しておくと自分のためにも、残された家族のためにもなります。葬儀は事前に依頼できるので、一度話を聞きに行くと良いかもしれません。お墓はご先祖様と同じお墓に入るのか、新たに購入するかなど自分の意思を反映できるように準備しておくことが大切です。

遺言書を書く

相続トラブルを防ぐためにも、遺言書は残しておきましょう。ただし、遺言書は正しく書かなければ効力は認められません。せっかく書いたのに結局相続トラブルになってしまわないように注意しましょう。

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片付けを進めるコツ

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終活を進める際、することが多くてなかなか手につかず進まないことがあると思います。片付けが苦手な方もいらっしゃるでしょうから、それは仕方ありません。この章では、終活を進めるうえでの心の持ち方、気持ちの面で押さえておきたいポイントをご紹介します。

「捨てる」は禁止

生前整理ではものを捨てていきますが、それらは今まで捨てられなかった思い出の品で、愛着があるはずです。今まで大事にしてきたものを捨てるのは申し訳ない気持ちが勝り、心苦しくなります。「捨てる」という気持ちのままでは到底片付けられません。

そこで、心の支えになるマジックワードを使います。「捨てる」のではなく、「手放す」という言葉に置き換えましょう。「手放す」という言葉を用いると、惜しいけれど仕方なくという気持ちになります。心が少し楽になり、整理をする手は止まりにくくなります

ワクワクな心で挑む

前述しましたが、終活に対するイメージは後ろ向きなことが多いです。そのため、終活を行うのをためらってしまう方もいらっしゃるると思いますが、新たな気持ちで一歩踏み出すための大掃除くらいの気持ちで終活を考えてみましょう。

終活で行う生前整理ではものが減るため、積み上がったもので怪我をする心配や、片付けないといけないという気持ちの圧迫を感じる必要がありません。心の平穏と安全な暮らしを得られるというメリットがあります。加えて、残された家族や親族が遺品を整理する負担が減り、相続トラブルも未然に防げます。

いいこと尽くしの終活なので、きれいになった部屋への期待感を抱きながら気楽に構えて取り組めば、清々しい気持ちで整理できます。

終活の話をする

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終活は残りの人生を豊かにするためだけに行うのではなく、残された家族の不安を取り除くためでもあると忘れてはいけません。ですので、もし子供から終活を促されても決して怒らないように気をつけましょう。

一緒に終活を行う

高齢の両親が終活を行っていなければ、積極的に促してみましょう。

しかし、終活という言葉から死を連想し拒否反応を起こす高齢者も少なくないはずです。言葉がきつくならないようにしながら「一緒に終活をしよう」と心に寄り添いながら話をしてみてください。

親の様子がいつもと違ったら終活の話を切り出すサインです。部屋がいつもより散らかっていると、体が動かしにくくなってきていると考えられます。動けなくなってしまう前に、しっかりと話し合う必要があります。

早めに始めて、ゆっくり進める

終活は急いで終わらせてはいけません。終活は不要なものを捨てていくだけではなく、思い出の品と向き合うことで過去と向き合い、気持ちを整理するものだからです。終活は早めに取り掛かり、ゆっくりと向き合う時間を作りましょう

ただし、ゆっくり進めるといっても全ての作業に時間をかけてしまうといつまで経っても終わりません。早く終わる作業から取り掛かることが大切です。時間をかけてゆっくり進めるのは「過去と向き合えるもの」を整理するときに限ります。例えば服や食器など、もう使わないものを先に処分すれば整理は進みます。思い出の品などは、最後に片付けるようにしましょう。

まとめ

終活とは簡単にいえば大掃除であり、これからの生活をより実りあるものにするための作業です。終活を前向きに捉え、少しずつでも進めていきましょう。
終活を前向きに捉え、悔いのないように片付けを進めていただけたら幸いです。

この記事を執筆した人

執筆者
株式会社プログレス
編集部 M・Y
祖母の死をきっかけに遺品整理を始めたものの、大量の家財整理に手を焼いた経験からプログレスで不用品の処分や遺品整理、ゴミ屋敷問題について調査、執筆を開始。
ネットショッピングや定期購入などによって簡単に物が手に入る時代だからこそ、身の回りの整理整頓について振り返るきっかけを皆様へお届けしたいと考えています。

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