お役立ちコラム 遺品の供養やお焚き上げはいつやる?依頼方法や料金相場まで!

作業風景

遺品の供養やお焚き上げはいつやる?依頼方法や料金相場まで!

遺品整理をしていると人形やぬいぐるみなど、捨てづらい物がたくさん見つかります。使う用途も特にないけれど燃えるゴミとして捨てづらいそんな物は供養やお焚き上げをして手放すことがおすすめです。

供養やお焚き上げは神社やお寺にて行われることが多いですが、最近では遺品を郵送することで供養してもらえたり、お焚き上げ専門の業者や遺品整理業者に依頼して供養することができるようになりました。

今回は遺品の供養やお焚き上げの依頼方法や相場についてご説明いたします。

 

お焚き上げとは?

芸者人形の供養

お焚き上げとは、ゴミとして処分しづらい物を神社やお寺で焼き、浄火で焚くことによって故人の魂を弔う儀式です。

お焚き上げができない不燃物や燃やすと有害ガスが発生する物は読経、清塩で供養が行われます。

供養やお焚き上げをしたほうがよい物の例として、写真、直筆の手紙、愛用していたアクセサリーや服、人形、ぬいぐるみ、神棚や仏壇といった宗教に関わる物、置物など、魂が宿っているように感じ捨てにくい物が挙げられます。

魂が宿っているという根拠は立証できないため、全ての遺品に供養やお焚き上げをすることは必要ありませんが、故人が愛用していた遺品を手放す際に「長い間ありがとうございました」と思いを込め、別れを告げることで、大切な人を失った遺族の心の整理もできますので、精神的な安定を保つことができます。

故人が愛用していた物であれば人形やぬいぐるみだけでなく、DVDやビデオテープ、眼鏡、腕時計なども供養してもらえます。

最近では仕事や連絡で毎日使用するパソコンやスマートフォンなどの小型家電の供養を行うお寺や業者も増えています

 

供養、お焚き上げはいつやるべき?

お供えされた線香

遺品の供養やお焚き上げは忌明けとなる四十九日の法要が終わったあとや一周忌や三周忌法要などの節目となる法要の後に始めるのが一般的ですが、決まりは無いため急いで行う必要はありません。遺品の整理が終わり、故人が大切にしていた物とお別れをしたいと感じたときに供養を申し込みましょう。

地域や家の慣習などで遺品を整理する時期が決まっていたり、家賃が発生する前に部屋を明け渡さなくてはならない賃貸物件の場合は四十九日を待たずに遺品供養を始めても問題ありません。

 

供養、お焚き上げはどこで申し込む?

冬のお寺

供養、お焚き上げは故人のお墓があるお寺や神社で行ってもらえることが多いです。お墓がなくても故人が信仰していた宗派のお寺であれば、遺品供養を請け負ってくれることもあります。

遺品供養を断られてしまう物はほとんどありませんが、最近は環境へ配慮し、お焚き上げができる物とできない物がはっきりと分別されるようになったり、お焚き上げ自体を実施しないお寺や神社も増えましたしかし最近はお寺や神社だけでなく、葬祭場や遺品整理業者も遺品供養を行っています。

一般的なお焚き上げは供養してもらいたい遺品を神社やお寺に自ら持っていく必要がありますが、遺品整理業者の中には送られてきた段ボールや袋に遺品を詰めて返送することで供養をしてくれるサービスを行っていることがあります。自宅の近くで遺品を供養、お焚き上げを行っているお寺や神社が無い場合は、宅配型供養を行っている業者を選ぶと良いでしょう。

 

遺品供養の相場はどのくらい?

仏壇と提灯

供養やお焚き上げにかかる料金は遺品の数や供養方法、依頼先によって異なります。

 

合同供養

供養の依頼を受けた遺品が一か所に集められ、他の遺品と一緒に供養されます。合同なので料金が安いことが最大のメリットですが、日付を選んだり、供養に直接立ち会うことができません。

お寺や業者の中には無料で合同供養を行っていることもありますので、費用の相場は0円~10,000円となります。

 

個別供養

個別供養では合同供養とは違い、他者の遺品とは一緒にせず、個別に供養します。日程調整や供養に直接立ち会うことができるなど、故人の品を個々に供養できることがメリットですが、費用の相場は20,000円〜70,000円と合同供養よりも値段が高くなります。

 

現地訪問供養

依頼者の自宅や指定された建物に僧侶が訪問し、お経を読んでもらうことで供養します。部屋や家そのものも含めて供養したい方や、親戚や家族で集まって供養を見届けたい方にもおすすめです。

供養に必要な仏具やお香は業者が用意してくれる場合もあれば、依頼者側が買いそろえておかなければならないこともあります。

20,000円~70,000円が相場ですが、僧侶に訪問してもらうためお車代(5,000~10,000円)を包むこともマナーとして忘れないようにしましょう。

 

お焚き上げでの供養

お守りやお札、小さな人形やぬいぐるみなどは地元の神社で行われている「どんど焼き」でお焚き上げをすることができます。

無料で清めることができるためぜひ利用したいところですが、故人の遺品であれば何でもどんど焼きに出すことができるわけではありません。

どんど焼きでは対象の品目を定めていることがほとんどです。遺品にプラスチックや燃やすと有害物質が発生する物が含まれていると、環境汚染や人体に悪影響を及ぼす可能性がありますので、品目によっては無料のお焚き上げを断られることがあります。必ず神社やお寺の指示に従って、有料のお焚き上げを依頼するようにしましょう。

お焚き上げの料金は遺品の大きさによって異なります。段ボールより小さいサイズは3,000円前後、段ボール一箱分のサイズは5,000円~10,000円程度が相場になります。

 

神棚、仏壇の供養

神様やご先祖様を祭る神棚や仏壇は、粗末に捨てにくい物の一つです。

神棚や仏壇には魂が宿ると考えられており、処分する前には魂を抜くための儀式が必要となります。これは閉眼供養と呼ばれます。閉眼供養を行った後は神棚や仏壇は普通の家具と同じ物になりますので、お焚き上げをして処分することができます。

神社やお寺によっては、閉眼供養とお焚き上げを一緒に行ってくれる場所もあります。

神社やお寺で閉眼供養を行った場合、費用の相場は5000円~40,000円になります。

仏壇や神棚を購入した店舗でも回収、供養も行ってくれる場合があります。こちらの相場は80,000円程度と割高ですが、合同供養を行っている業者もありますので、利用すれば処分費用を抑えることも可能です。費用や家からの距離などを比較してご自身に合った処分方法を選ぶと良いでしょう。

 

供養、お焚き上げを申し込む前の注意点

古い動物の人形や置物

危険物、大型家電は供養できない

引火性がある物や、ビニール・プラスチックなど燃やすと有害物質が発生する素材でできていたり一部使われている物、ガラスや陶器などの不燃物はお焚き上げをすることができません。また、エアコンやテレビ、冷蔵庫、洗濯機など家電リサイクル法の対象となる品目も対応してもらえないことが多いです。

これらの品目を処分したい場合はお焚き上げ以外の方法で供養をしてから有害ゴミ、リサイクル家電としてご自身で処分したり、遺品整理業者に回収してもらうようにしましょう。

 

故人の希望に従って処分する

遺品を手放すときは故人の遺志を尊重するようにしましょう。生前に残しておいてほしい、誰かに受けついでほしいという遺言を残されていた場合は、故人の思いを汲み取り手元に残すことが望ましいです。引越しやリフォームを考えている、遺品の痛みが激しく臭いが発生しているなど生活に支障をもたらし保管しておくのが困難になった場合は、ご遺族と相談して供養に出すことを検討しても問題ありません。

 

閉眼供養をする

4章でも解説しましたが、仏壇や位牌、仏像、神棚には魂が宿るとされています。そのため、お焚き上げをする前に閉眼供養を行わないといけません。閉眼供養は「魂抜き」「性根抜き」などの呼び方もあります。もし遺品の中に閉眼供養が必要な物がある場合は閉眼供養ができる神社やお寺を探しましょう。

 

宗派は合っているか

宗派によって死者の魂のあり方などの考え方が異なる場合があります。日本では仏教が主流ですが、キリスト教やヒンドゥー教、イスラム教を信仰している方もいらっしゃいます。丁寧に供養したいなら、遺言書や日記などから故人の宗派を調べたり、実際にお寺や教会へ赴き専門知識のある方に相談してみると良いでしょう。

 

まとめ

全ての遺品を供養する必要はありませんが、故人が大切にしていた物はぜひ感謝の気持ちも込めてお焚き上げをして処分することがおすすめです。

遺品整理業者では遺品を倉庫で預かり、合同供養として読経や合同供養を行っている業者も存在します。費用は業者によって異なりますので、ご利用の前は相見積もりをすることが大切です。

供養する物と一般ごみとして処分する物、手元に残したい品をしっかりと分別し、後悔のない処分方法を選びましょう。

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