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お役立ちコラム 若者に増えるセルフネグレクトとは?原因と対策を交えて解説!

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若者に増えるセルフネグレクトとは?原因と対策を交えて解説!

ゴミを捨てないことによる住宅のゴミ屋敷化や一人暮らしの若者の自殺。一見関連のない事柄のように思えますが、元をたどっていくと「セルフネグレクト」というひとつの精神的疾患に行きつくケースが多いです。

 

放置すると危険?セルフネグレクトとは?

セルフネグレクトとは直訳で自己放任。生活を維持する能力と意欲の欠如、それによる自身の健康や安全を損なっている状態を指します。生活を維持する能力」というのは入浴や歯磨き、掃除や洗濯などを通して身の回りを整えること、体の調子が悪ければ病院に行くといったような自分自身の体をケアすることを指します。

しかし、そんな「生活を維持する能力」を無くし、自分の健康や安全すら顧みない状態に陥るということは最悪の場合は孤独死や自殺につながるケースもあるということ。しかし、これほど危険な状態でありながらも自分の意志では周囲の人間に助けを求められない(そもそも助けが必要だと感じられない)ことから、実際に事が起こるまで本人の苦しみは誰にも伝わらないことがほとんどです。

 

セルフネグレクトの原因

セルフネグレクトの原因は生活に根付いていることが多いです。

 

老化

老化による筋力の減退や関節の硬化により、これまでは難なくこなせていた掃除・洗濯・料理などの家事が難しくなったり、認知症が進んだことで自分のやるべきことがわからなくなってしまったりと、やるべき事、やりたいと思う事に対して体がついていかないことが続くと無力感から自己評価が下がり、セルフネグレクトへとつながります。

 

孤立

死別や一人暮らしが原因での家族からの孤立、人と関わることのストレスによる社会からの孤立など、この「孤立」には様々な意味が含まれます。誰にも気にかけられずに自分がひとりぼっちだと感じ続けていると気持ちはどんどん沈んでいきます。

 

コミュニケーション不足

SNSの発達はコミュニケーションの幅を広げましたが、同時に家族や友人など大切な方との対面の会話の機会を減らすことにもなりました。実際の声を聞いて顔を見ることが少なくなり、ちょっとした変化から見えるSOSのサインを感じ取りにくくなったことも原因の一つです。

 

収入が無くなる

「きちんと栄養バランスの取れた食事をすること」「体の調子が悪いから病院で適切な治療を受ける」といった健康的な生活を送るためにはお金は必要です。

しかし、お金を稼ぐのも大変な事です。苦しみぬいた末にいわゆるブラック企業を退職しても、社会がすぐに再就職という形で救いの手を差し伸べてくれるとは限りませんし、勤めていた職場が無くなって収入が途絶えてしまうことは誰にでも起こり得ます。

 

収入が途切れる → 健康的な生活を送れなくなる → 病気になる、といった負のサイクルにはまってしまう事もセルフネグレクトの原因になります。体と心は密接に結びついているもの。体を悪くすれば心も沈み、自分を大切に感じられなくなるのです。

 

セルフネグレクトは若者でも注意が必要

先述した理由を見ていただければわかるように、セルフネグレクトは誰でも陥る可能性がある症状です。そのため、まだ20~30代の若者も注意する必要があります。

セルフネグレクトは自己嫌悪や強い無気力など負の感情が原因。現代はストレス社会とは言いますが、若者も例外ではありません。ストレスは比べるものではありませんが、若さが原因で理不尽な目にあったり、ストレス発散の方法が限られることを考えると、若者のセルフネグレクトが増加しつつあることにも納得がいきます。

加えて、65歳以上であれば介護保険制度があるため、本人が社会的に孤立していても地域からのコンタクトを取りやすい = 発見されて適切な処置を受けられる可能性が高いですが、65歳未満の方が社会・家族から孤立している場合はなかなか発見されずに孤独死につながりやすいことも手伝って、発散する方法をまだ知らない、プライドが邪魔して誰にも相談できない若者こそ注意が必要と言えるかもしれません。

 

セルフネグレクトの解決法

自覚

まずは自身が危険な状態にあることを自覚してもらうことが大切ですが、セルフネグレクトは「頼り方がわからない」「自分が危険な状態にあることに気づいていない」など周囲に助けを求められないことが特徴として挙げられるため、周囲からのサポートが不可欠です。

 

周囲がサポートする

家族や友人、その他の大切な人が困っているように感じたら最寄りの支援センターに支援をお願いするなど、適切な形でサポートすることが大切です。セルフネグレクトは一人ではどうしようもできないからこそ周囲の方々の優しい目線と行動が何より解決の糸口になります。

 

適切な治療

沈んでしまった心を引き上げるのは自身では難しいもの。そのため、精神科や心療内科などで適切な治療を受けて健康な心を取り戻すことも大切です。強いストレスが原因にある場合でも専門家に相談することで突破口が見えてくるかもしれません。

 

片付け

個人差はありますがセルフネグレクトとゴミ屋敷はほぼセットで発生する問題です。気持ちが持ち直して来たら少しずつ部屋の片付けも行っていきましょう。物のついでではありませんが、ゴミの処分と合わせて不要な品を捨てる断捨離や模様替えを行うことで気分転換するのもおすすめです。

 

セルフネグレクトにならないための対策法

先述した解決方法があるとはいえ、セルフネグレクトはそもそもならない事が理想です。

最後に対策方法をご紹介します。

 

心を強く持つこと

一人ではない。かけがえのない存在である、と本人自身が思うことが大切。しかしこれが難しい場合は次に紹介する手順も試してみるのがおすすめです。

 

辛い環境で我慢しないこと

心は生活環境やライフスタイルで変わる。職場や今置かれている環境に耐えきれず心が折れてしまいそうになったら思い切って環境ごと変えてしまうのも手です。生活環境が変われば心も変わるものです。そこからさらに苦しむこともあるかもしれませんが命あっての物種。時には周囲に頼りながらも自分の身を守ろうとすることは悪いことではありません。

 

辛さを吐き出すこと

特に若い方々に多い傾向ですが「弱みを見せるのは恥ずかしい」「自分ひとりの問題だから」とプライドに邪魔されて本音を出すのが難しいことも多いかと思います。しかし、自分が抱えている辛さを吐き出すことは悩みの解決に不可欠です。家族、友人、恋人といった自分の身近な存在はもちろん、カウンセラーなどの専門家に頼るのもいいかもしれません。

 

周囲からの配慮

セルフネグレクトに陥っている方々は、自身の不調に気が付いていないケースも多いです。そのため、周囲からの配慮と適切な対応が大切な方の命運を分けることも多いです。家族は安否確認アプリなどを活用した定期的な連絡、友人から「覇気を失くして塞ぎこんでいる」「急にネガティブな発言が増えた」など良くない兆候を感じ取った際には注意深く見守り、助けを求められるまで辛抱強く待つなど周囲の方々からの適切なサポートが大切な方の何よりの助けになります。

 

まとめ

セルフネグレクトは誰でも発症する可能性があります。そのうえ自力での対処は難しいことから、「周囲の人々に頼る」「辛いときには環境を見直してみる」ことを日頃から意識しておくことが大切です。

自分自身はもちろん、あなたの大切な方も例外ではありません。いざという時にはすぐに対応できるように周囲の方々とは有効な関係を築いておきたいものです。

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