失敗しない遺品整理!見積もりの要点と注意点をおさえてお得に依頼お役立ちコラム

作業風景

遺品整理を依頼する際、料金面に不安を感じる方は多いです。

大切な人の遺品整理で後悔しないために、見積もりの要点と注意点をしっかりと理解しておきましょう。

今回は遺品整理業者へ見積もり依頼するメリットや見積もりの取り方、気をつけるポイント、そして費用を安く抑えるためのコツをご紹介します。

この記事を監修した人

監修者
小西 清香氏
整理収納アドバイザー

元汚部屋出身の整理収納アドバイザー。夫の身内6人の看取りや介護をし、生前整理の大切さを痛感。
また看護師時代ICUに勤務し、人の最期もたくさん見てきました。
そんな経験を元に元気なうちから生前整理を!という思いで、片付けと合わせてお伝えしています。

遺品整理業者に見積もりを依頼するメリット・デメリット

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メリット

料金相場を把握できる

遺品整理の料金は間取りだけではなく回収品の種類や量、オプション作業の有無などに応じて変動するため、相場を知るには見積もりを取る必要があります。

相場を把握し、料金の見通しを立てれば、結果として余計な出費を防ぐことができます。

 

業者の質を確認できる

「詳細な見積書を作ってくれるか」「質問に適切に答えてくれるか」「スタッフは親切に対応してくれるか」など、見積もりを通じて業者について様々なことがわかります。

説明が要領を得なかったり対応が不誠実な場合は依頼を見送るのが無難です。

 

冷静に判断できる

冷静な判断力は充実した遺品整理を行うためにとても重要ですが、実際には大切な人を失った現実と向き合う悲しみから冷静さを欠いてしまいがちです。

業者とのやり取りを通じて「サポートして欲しいのはどの部分か?」「大切にしたいことは何か?」が明確になり、冷静さを取り戻すことができます。

 

デメリット

時間がかかることも

予約が混みあっていた場合、訪問見積もりに来てもらえるまでに時間がかかることがあり、急いでいる場合は待ち時間がネックになります。

 

料金がかかることも

多くは無料で見積もりしてもらえますが、まれにスタッフの人件費(訪問見積もりの場合は出張費)などが理由で見積もり料金がかかることがあります。

「無料見積もり」を掲げている業者に依頼するか、事前に確認しておくことが大切です。

 

 

遺品整理業者への見積もり依頼にはメリットとデメリットの両面がありますが、優良業者の見極めができ、納得の遺品整理が行えることを思えばメリットのほうが大きいといえるでしょう。

見積もりの取り方

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見積もりは、メールや電話で遺品量や間取りを伝えて大まかな費用を計算してもらう「仮見積り」と、実際に現場まで作業スタッフに来てもらって費用を計算してもらう「訪問見積もり」の2段階で行われます。

 

1:業者を探す

「遺品整理」で検索するとたくさんの業者のホームページが出てきます。

他にも、複数の業者を比較するサイトや口コミサイトなどもありますので、見比べて候補の業者を3~4社程選びます。

その際、知識や技術の伴わない業者や悪徳業者を選んでしまわないように下記の6点を注視して選びましょう。

 

・会社概要、運営年数、所在地などが明記されている

ホームページの作りがしっかりしていて、会社概要や所在地、運営年数などが記載されている。

 

・許認可の有無

遺品整理事業を行うにあたっては「一般廃棄物収集運搬業許可」、遺品の買取には「古物商許可」が必須のため、取得しているか、または取得している業者との提携が必要。

 

・料金が明確

基本料金や各オプション料金が載っていて、大まかな費用がわかるようになっている。

 

・作業事例が載っている

自分の依頼内容に近い事例(間取りやオプションの有無など)が載っていれば、作業時間や費用の目安に。

 

・実績豊富

年間の作業件数が多い、リピート顧客が多い、という業者は安定して満足度の高いサービスを提供しているといえる。

 

・利用者の声や口コミ

良かった点だけでなく悪かった点も書かれているものや直筆で書かれたアンケート、現場写真が一緒に投稿されているもの、信頼できる口コミサイト上に載っているものであれば信用性は高いといえる。

 

上記6点に気をつけて探した際に、不安感や不信感を抱くような業者は候補から外しましょう。

優良業者の見分け方は下記コラムを参考にしてください。

 

*関連コラム

遺品整理業者の評判ってどうなの?優良業者の見分け方を大公開!

 

2:問い合わせと仮見積もり

電話やメールなどで問い合わせて、間取りやおおよその遺品量を伝え仮見積もりをしてもらいます。

その際、電話対応や言葉遣い、メール返信の速度、文面などをよく観察します。

横柄な態度、言葉遣いが悪い、極端にメールの返信が遅い、などがあれば依頼は見送ったほうが賢明です。

 

3:訪問見積もりを頼む

仮見積もりをしてもらった中で、接客対応も良く、見積もりが極端に安すぎたり高すぎたりすることがない業者を2社程度に絞り込んで、訪問見積もりを頼みます。

事前に、無料で訪問見積もりに対応してくれるかを確認しておきましょう。

見積もり時の注意点3つ

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大切な遺品整理を失敗しないために見積もりの注意点をご紹介します。

 

相見積もりを取る

相見積もりとは複数の業者に見積もりを依頼し、それぞれの値段とサービスを比較することを指します。

「ネット検索で最初に出てきたから」「見積もりが安かったから」といった理由で、1社だけしか見積もりを取らずに依頼してしまうと、後から相場よりも費用が高いことが発覚したり、大切な遺品を雑に扱われてしまったりなどのトラブルに遭う可能性もあります。

少なくとも3社以上で比較検討して仮見積りを取り、そこからより細かい値段のリサーチや自分の要望をもとに2社程度に絞り込んで「訪問見積もり」をお願いすることを推奨します。

 

訪問見積もりをお願いする

訪問見積もりには正確な値段を知る他にも、スタッフの対応やサービス内容について調べる狙いがあります。

疑問点や要望は余さず伝えるようにしてください。

訪問見積もりの際には家に上がってもらう必要があるため、トラブル防止のためにも仮見積りをお願いした結果「信頼できる」と感じた業者にのみ依頼するのがポイントです。

 

見積書の見方を知る

遺品整理料金の計算方法は業者によって異なりますが、間取りと仕分け・梱包と搬出に応じた基本料金に作業スタッフの数「人件費」家電リサイクル法の対象品がある場合はリサイクル費、トラックでの運送と不用品の処分にかかる「処理・運搬費」、関連サービスを依頼した場合に発生する「オプション料金」を足すとおおよその金額が求められます。

 

わかりくい、高すぎる、安すぎるといった場合は見積もりを行ったスタッフに内訳を確認しましょう。

との料金比較に役立つだけではなく、内訳を不明瞭して二重請求を行ったりする悪質な業者に依頼することを避けることにもつながります。

 

*参考サイト

こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル~料金や作業内容に関するトラブルが発生しています~(独立行政法人国民生活センター:2018年)

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現状対応できない地域も一部ございます。
詳しくはお問い合わせください。

見積額が高すぎると感じたらこの3点を確認しよう

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幅広い知識と技術を持つ専門家に作業を任せるのですから多少の出費は覚悟する必要がありますが、あまりにも見積額が高く感じられる場合は以下の3点を確認してみましょう。

 

見積書

見積もりは「基本料金」に「人件費」「処理・運搬費」「リサイクル費」「オプション料金」を合計して求められます。

納得がいかないまま依頼することがないよう、この中で不明瞭な部分や図抜けて高額になっている箇所など、気になる部分はスタッフに質問する事が大切です。

 

オプション

仕分け後のハウスクリーニングや消臭、各手続きの代行など、遺品整理に直接関係しない作業にはオプション料金がかかります。

遺品整理業者は遺品整理に必要な作業の全てを請け負ってくれるため便利ですが、何もかも任せるとオプション料金が嵩み、費用が高額になってしまいます。

 

相場

相見積もりで複数社の見積もりを比較すると相場がわかるため、高額になっている原因を特定できることがあります。

「遺品量が多すぎて作業スタッフの人数を増やす必要がある」「近くにトラックを停められる場所がないため追加料金がかかる」など現場の立地や条件が原因で基本料金が高額になっているケースもあるのです。

1社だけが飛びぬけて高額の見積もりを出しているわけではなく、他の業者も同等の見積額を算出しているなら、その可能性を探りましょう。

遺品整理の料金を安く抑えるための3つのコツ

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遺品整理を業者に依頼する際、やはり気になるのは「どうすれば料金を安く抑えられるのか?」という1点ではないでしょうか。

この章では料金を安く抑えるためのコツをご紹介します。

 

処分品の量を減らす

使う予定のない家電やサイズが合わない衣服など、絶対に必要ないと判断できる品は自力で処分しておくことで処分費の削減につながります。

 

いらないオプションをつけない

見積もりの際にいらないオプション作業は断っておきましょう。

簡単な清掃くらいであれば自力で行えますが、フローリングの張替えや壁紙の張替えなど自力では難しい作業は任せた方が良い場合もあるため、依頼すべき作業とそうでない作業の見極めが大切です。

 

不用品買取サービスを利用する

まだ使える不用品は捨てるだけではなく、ある程度手入れしてから不用品買取サービスを利用して買取してもらったり、フリマアプリやリサイクルショップで売れば、作業料金の足しにできるのでおすすめです。

まとめ

遺品整理で失敗しないためには、相見積もりを上手に利用して「金銭面・作業面ともにこちらの希望を叶えてくれる業者」を選ぶことが重要です。

加えて、最も大切にすべきなのは「自分がどのような遺品整理を行いたいか」という気持ちだと筆者は思います。

相見積もりを進めながら、じっくりと自分の心と向き合うことをおすすめします。

 

最後に、できることだけでも自分で遺品整理をしてみようという方におすすめのコラムをご紹介いたします。

 

*関連コラム

遺品整理は何から始める?自分でやる手順やメリットを解説

この記事を執筆した人

執筆者
株式会社プログレス
編集部 F・N
フリーライター時代に取材した遺品整理の仕事に興味を持ち、プログレスの編集メンバーに。
遺品整理やゴミ屋敷の問題や疑問、関心を先回りして発見し、問題提起するプログレスきってのリサーチャー。
身近に起きる不用品処分や遺品整理の悩みを記事でサポートするをモットーに、プログレス各種サイトのコラムを執筆中。

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