遺品整理ってどうするの?具体的なやり方から時期まで徹底解説!お役立ちコラム

作業風景

遺品整理の方法がわからず困惑してしまう方は多いかと存じます。

今回は初めての方や経験の浅い方でも、簡単に遺品整理ができるよう、遺品整理の基本的な説明と進め方を紹介していきます。

この記事を監修した人

監修者
小西 清香氏
整理収納アドバイザー

元汚部屋出身の整理収納アドバイザー。夫の身内6人の看取りや介護をし、生前整理の大切さを痛感。
また看護師時代ICUに勤務し、人の最期もたくさん見てきました。
そんな経験を元に元気なうちから生前整理を!という思いで、片付けと合わせてお伝えしています。

遺品整理の目的

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まず、遺品整理とは何を目的に行うかについて説明します。

整理の名の通り、部屋の片付けを行うためでもありますが、最大の目的は遺品整理する方の心を整理することにあります。つまり、品物に触れながら作業を行う中で、大切な方を失った悲しみや悼みを受け入れていくていくということです。そのため、作業は丁寧に進めていく必要があります。

まとめると、「部屋をきれいにする」「ご遺族様の心を整理する」この二つが遺品整理の大きな目的になるということです。

遺品整理の時期

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次に、遺品整理を行う時期について紹介します。

遺品整理を始める時は、一般的に四十九日の法要を終えてからが良いとされています。賃貸物件ですと誰も住んでいなくて家賃が発生し、公営住宅だと死後49日以内に明け渡す必要があるなど、実質的な退去期限が決められている場合もあるうえ、相続の話し合いや手続きを考えるなら遺族様が集まるこのタイミングが何かと都合が良いのが理由です。

しかし、前述の四十九日はあくまで目安です。遺品整理の日程はそれぞれの都合と心の状態に相談して決めるのがおすすめです。先ほど述べたように、遺品整理はご遺族様の心の整理の場。

心の余裕があるときに始めるのが、一番のタイミングです。

遺品整理の二つの進め方

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遺品整理の目的と時期が分かったところで、作業の進め方について紹介します。

 

①自身で進める場合

大切な方の遺品を個人またはご遺族様のみで整理する場合を指します。

故人をよく知る方が仕分けを行うため、乱雑に扱われたり、忙しい中で業者を探す心配がなくなります。また、処分や運搬にかかる費用も比較的抑えることができるのもポイント。

しかし、大切な方が遠方で生活なさっていた場合などは、ご遺族様全員が駆け付けるのは難しく、作業が思い通りに進まないケースがあるうえ、遺品の量が多い場合は作業に時間がかかってしまう恐れもあります。

 

メリット → 費用を抑えられる。大切な方の近しい人たちだけで完結させられる。

デメリット → 作業が長引く恐れがある。思ている以上に体力が必要になる。

 

②業者に頼む場合

続いて遺品整理業者に頼む場合を指します。

遺品整理業者は仕分けから回収、処分、供養など、遺品整理に関する作業すべてを引き受けてくれるのが最大のメリットです。作業プランもこちらの都合に合わせて設定してくれるため、ご家庭ごとの細かい事情にも柔軟に対応してくれます。

しかし、費用が個人に比べて多くかかるデメリットがあり、また、大切な方の遺品を他人に触られる事に抵抗がある方は、依頼をためらってしまうこともあるかもしれません。

 

メリット → 作業をすべて任せられる。

デメリット → 費用がかかる。

 

このように、それぞれメリット・デメリットがありますので、皆さま自身がおかれている状況に合わせて選択することが大切です。

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遺品整理のコツ

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では次に整理のコツを紹介します。

 

①自身で進める場合のコツ

自身で進める場合は、いかに時間をかけずに丁寧に進められるかがポイントになります。そのためには仕分けと処分方法に気を配ることをおすすめします。

 

仕分けのコツ

仕分け作業は大切な思い出と向き合う時間。しかし、品物の量に圧倒されて作業の手が止まってしまうこともあるかと思います。

そのため、仕分けの工程を二段階に分けることをおすすめします。

一段階目は段ボール等の箱に、貴重品、形見品、買取品、処分など、カテゴリーを分けてある程度大まかに整理を行い、その後カテゴリーごとに二段階目の仕分けを行うのです。「仕分け→カテゴリー分け→処分方法」を品物ごとに行うよりも手早く、かつ冷静な目線で作業を進めることができます。

 

処分のコツ

処分品も処分方法をあらかじめ調べておけば、いざという時に慌てずに済みます。

特に家電リサイクル法の対象品目には注意が必要です。これらの4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)は処分の際に適切な手順を踏む必要があるため、自治体のルールや不用品回収業者の利用料金の相場などを調査しておくことをおすすめします。

品物によっては処分ではなく買取を目指すことも多いかと存じますが、その品が実際に価値があるものかどうかは素人には判断が難しいです。そんな時はネットオークションで品物名を検索しておおよその価値を調べるのもおすすめです。そのままネットオークションで売るのも良いですが、リサイクルショップを利用してまとめて売るほうが高価買取される場合もありますので、状況に応じて使い分けましょう。

 

②業者に頼む場合のコツ

スムーズな作業のためには何といっても良い業者に頼むのが一番です。しかし、良い業者というのはいったいどういう意味なのでしょうか?

 

良い業者の見分け方

業者に依頼する場合は作業の大部分を任せることになるため、業者に対する「安心感」が大切になります。そのためには、以下の2点に注目してみてください。

1:遺品整理士認定協会の認定資格を持っているかどうか。

2:事業として遺品整理を行っているかどうか。

遺品整理には相続に関する法知識や回収した遺品の処分など専門知識・技術が求められる作業です。そのような難易度の高い作業を任せるに足る業者かどうかは以上2点で確認できます。いずれもホームページに掲載されている情報だけで判断できますので、時間もかかりません。

ここまでくれば何社かリストアップを行い、理想の条件に合わせて絞り込むだけです。口コミ比較サイトなどを駆使して評価の高いところを探しましょう。

 

自身の希望を考える

良い業者に頼んでも、自分が希望するサービスに対応してくれない場合もあります。そのため、ご自身にとって良い業者に依頼するためには、自分自身の希望するサービスが何なのか、そしてそのサービスを承ってくれる業者はどこなのかをきちんと把握しておく必要があります。

遺品整理の注意点

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最後に遺品整理で陥りやすいトラブルを3つ紹介します。

 

賃貸会社・家主さんとのトラブル

先述しましたが賃貸物件の場合だと、作業中にも家賃が発生する可能性があります。管理会社とこまめな連絡・相談をし、この日までに退去するなどのめどをつけておくと無用なトラブルに巻き込まれずに済みます。

 

パソコンなどのデータ流出

遺品を処分する際に、パソコン等のデータを消去せずに捨ててしまうと個人情報が流出してしまう恐れがあります。データはあらかじめ消去しておく、記憶媒体の消去・破砕を行ってくれる業者を選ぶなど注意が必要です。

 

親族とのトラブル

きっちりとした取り決めの元で相談を行わないと、形見分けや相続のトラブルに巻き込まえる恐れがあります。きちんと相続人全員で話し合うことが大切ですが、業者に仲介に入ってもらうのも一つの手です。

まとめ

今回は遺品整理の基本的な内容と進め方をご紹介してきました。
遺品整理はご自身の心と向き合う大切な時間ですが、作業の進め方を理解していないと、後悔の残る整理になってしまいます。遺品整理は大切な方だけではなく、遺された方のための作業でもあるという認識を持ちながら、丁寧に遺品整理を進めてください。
この記事で遺品整理の理解や気持ちの整理がついたら幸いです。

この記事を執筆した人

執筆者
株式会社プログレス
編集部 F・N
フリーライター時代に取材した遺品整理の仕事に興味を持ち、プログレスの編集メンバーに。
遺品整理やゴミ屋敷の問題や疑問、関心を先回りして発見し、問題提起するプログレスきってのリサーチャー。
身近に起きる不用品処分や遺品整理の悩みを記事でサポートするをモットーに、プログレス各種サイトのコラムを執筆中。

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