遺品は買取してもらえる?モノによっては高額査定も!お役立ちコラム

作業風景

家族や近親者が亡くなると、遺品を整理していかなければなりません。遺品の中には意外な価値を持つものがあり、故人の意思に報いるためにも活用できる遺品は必要とする方に使用してもらう「活かす遺品整理」が望まれます。

そこで、どのような遺品が買取対象になるのか、そして、遺品の買取で上手に整理するコツをご紹介いたします。ぜひ遺品整理を始める前の参考にしてください。

この記事を監修した人

監修者
小西 清香氏
整理収納アドバイザー

元汚部屋出身の整理収納アドバイザー。夫の身内6人の看取りや介護をし、生前整理の大切さを痛感。
また看護師時代ICUに勤務し、人の最期もたくさん見てきました。
そんな経験を元に元気なうちから生前整理を!という思いで、片付けと合わせてお伝えしています。

買取対象になる遺品

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遺品には多種多様な品物がありますが、どのようなものが売れるのかわかりづらいと思います。

そこで、買取対象となる主な品物をご紹介いたします。

 

①時計やブランド品

腕時計は高値が付きやすい品です。特にロレックス、カルティエ、フランクミュラーは古くても値崩れは生じず、高価買取される可能性があります。また、有名ブランドのバッグや財布などは最新の型番であれば高価買取の対象になります。

 

②貴金属

金や銀、プラチナなどは常に高額で取引されていますが、1gの相場が決まっているため買取金額は変動します。そのため、タイミングを見極めることも大事です。イヤリングやネックレスなどのアクセサリーは、デザインが古く破損していても高値で買取されることがあります。

 

③家具・家電製品

和箪笥や民芸箪笥などのアンティーク家具は需要が高く、高額査定が期待できます。

家電製品は購入から5年以内のものであれば、買取対象になる可能性があります。家電リサイクル法の対象となるエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機も対象になります。また、パソコンや携帯電話はデータを消去した後も広く取引されているため、買取対象となる品です。

 

④着物

西陣織や友禅染、大島紬などは美術品としての価値も高く、状態次第で高価買取になります。それ以外でも年代や作家によっては高値で売れることもあります。

 

⑤趣味用品やコレクション品

ゴルフ用品、将棋盤・碁盤、カメラ、楽器などの趣味用品も状態や素材、性能などによって高価買取が期待できます。また、希少価値のあるフィギュアや年代物の切手のようなコレクション品も買取の対象です。

 

⑥洋酒・日本酒

高級ブランデーの「レミーマルタン ルイ13世」など年代物のお酒や高級品はコレクターも多く、高額査定になる可能性が高いアイテムです。

 

⑦骨董品

ご自身で価値を見極めるのが最も難しく、処分に困って長期間放置してしまいがちです。正確な価値を知るためにも、ぜひ査定を依頼しましょう。

 

⑧仏壇・仏具

仏壇・仏具、仏像なども買取対象です。魂が宿っているので「売ったり処分したりすると罰が当たりそう」と思うかもしれませんが、お坊さんにお経をあげていただいて供養すれば特に問題ありません。

 

高価買取を成功させるためのコツ

・きれいにする

汚れている場合は乾拭きしたり、洗剤を使って拭いたりして、ひと手間かけることで査定額が大きくアップします。また、購入時の状態に近いほど高価買取が狙えるため保管状態にも気を付けておきましょう。

 

・付属品を揃える

ケースや保証書、取扱説明書の有無も査定に大きく影響するため、家電製品やブランド品のバッグ・時計などを購入したら処分せず、保管しましょう。骨董品や絵画などの美術品は、入手経路や年代を示す保証書・桐箱・額などが揃っていれば高額査定になる場合があります。

遺品は自分の判断で勝手に整理していいの?

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遺品は「遺産」ですから、相続の問題が大きく関わってきます。

良かれと思い個人の判断で勝手に遺品整理を行うと、思わぬトラブルに発展してしまうこともあります。

遺族の誰もが納得できる遺品整理になるように、遺品整理に着手する前に行わなければならないことを知っておきましょう。

 

①遺言書の確認

遺品整理を始める前にまず、遺言書の有無を確認しなければなりません。法律で定められた方式で作成された遺言書であれば法的な効力を持ちます。遺品に関する記述がある場合は、内容通りに処理しなければなりません。

 

②財産の確認

故人の財産がどれくらいあるか確認します。実際の預貯金額と通帳に記載されている金額が違う場合があるため、正確な金額を把握するためにも記帳するようにしましょう。

不動産や車などわかりやすいものだけではなく、骨董品や古い玩具類、フィギュアなど自分では判断できないようなものでも高価なプレミア品の可能性があります。

また、忘れてはならないのが借金やローンなどのマイナス財産です。預貯金などのプラス財産とマイナス財産を含めた故人の全財産を明らかにすることで、スムーズな相続分配や手続きが行えます。

 

③相続人の確認

トラブルを回避するためには、相続人を確認しておくことが重要です。

遺言書によって、親族以外のこれまで知りもしなかった人に相続権がある場合もあります。

故人のすべての財産と相続人が明らかになれば「遺産分割協議」を行い、遺産の分配について話し合いましょう。遺産分割協議書を作成し合意に至った内容をまとめておくと、後々のトラブルを防ぐことができます。

このように、遺品整理で生じるリスクやトラブルを回避するためにも、遺品整理は相続手続きがすべて済んでから行うものと覚えておいてください。

遺品の買取を効率良く進めるためのポイント

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遺品には多くの種類がありますが、それらすべてを買取してもらうというわけにはいきません。

まず遺品を効率的に整理するために、分類作業をしなければなりません。故人の持ち物から相続の対象となる遺品を除いて、保存するもの、処分するもの、形見分けするものという3つに仕分けます。

 

保存するもの

・貴重品(現金、実印、通帳、手帳、日記帳など)

・仕事関係の書類(契約書、領収書、帳簿など)

 

処分するもの、形見分けするもの

・家財や衣類(家具、家電製品、日用品、アルバムなど)

・趣味用品(着物、骨董品、本、楽器、フィギュアなどのコレクション品など)

これらの中から、自分で使いたいものや人に譲るものと処分するものに仕分けます。

買取を依頼するのは、処分するものに分類した品物です。

処理に迷う場合は、ひとまず保管しておきましょう。思い出と向き合う中で冷静な判断ができないこともあります。後悔しないためにも、気持ちが整理できるまで焦らずゆっくり考えてから処分を決めても遅くありません。

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遺品を活かして整理をする

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「遺品整理」と言うと形見分けする品物以外は「廃棄」するものと捉えている方も少なくありません。特にご両親などご年配の方が亡くなった場合には遺品の多くを整理する、すなわち「廃棄」してしまう方が多いように見受けられます。

遺品一つひとつには故人の思いが込められています。愛用してきた品物ですから使用できるものはできる限りご家族やご親族、知人の皆様が引き継ぐのが望ましいですが、やむなく手放す場合には「廃棄」という選択ではなく、「再利用」する方法をお考えください。その最たる手段が遺品の買取サービスです。

一見無価値に思えるような遺品でも、実は高い価値が付く品物は非常に多くあります。

 

大切な方が愛用していた遺品を売りに出すことに引け目を感じる方も少なからずいらっしゃるかもしれません。しかし、必要としている方や価値の分かる人の手に品物が渡り大事に使用されるということは、故人の意思も報われ、新たな持ち主によってその品物が活かされることにもつながります。

遺品整理は品物を整理するだけの作業ではありません。故人との思い出に向き合い心を整理する大切な機会です。整理作業を意義深いものにするためにも、不要になる遺品は廃棄処分ではなく新たな活躍の場を見出せるように「活かす遺品整理」を行うことが遺品整理では重要なのです。

遺品整理業者に依頼する

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遺品整理は品物の整理だけではなく、行政機関や保険などの各種手続きや、相続・不動産などの専門知識が必要となる書類の作成など行うべきことが多く、体力面・精神面ともに負担が大きくかかり労力のいる作業です。ご高齢者や実家が遠方にある方、仕事などで時間が取れない方などは、必要な作業の手助けや作業をすべて代行してくれる遺品整理業者を利用するのも一つの方法です。

 

一方で、遺品整理はプライバシーに関わることから家族や親近者のみで行いたいと考える方も少なくありません。しかし、相続や賃貸の退去など期日内に作業を進めなければならない場合、遺品の整理と専門性を要する手続きを同時に進めることは非常に困難です。

遺品整理業者へ依頼すれば、遺品整理に関する悩みや相談に的確に対応してくれ、充実した遺品整理が行えるようにサポートしてもらえます。遺品整理に慣れている方はいらっしゃいません。少しでも不安に感じるならば、遺品整理業者へ相談してみてはいかがでしょうか。

 

業者を利用するメリット

・専門的な知識を活かしてサポートしてくれる

・複雑で不慣れな作業もすべて任せられる

 

一般的な遺品整理の作業の流れ

①見積もり・契約 → ②遺品の整理・仕分 → ③搬出・掃除 → ④処分・リサイクル

 

費用

費用の算出方法は遺品整理業者によって異なります。

部屋の面積で算出する場合、基本料金の大体の目安として1Kで3.5万円程度、1LDKで8万円程度、2DKで12万円程度です。遺品回収物の量や遺品の種類によって料金は異なり、また、基本料金に含まれる作業内容も業者によって違いがあります。基本料金とは別に仕分作業費や廃棄物処理費がかかる業者もあれば、遺品整理で必要な作業がすべて基本料金内に含まれている業者もあります。依頼前に必ず確認しておきましょう。

遺品の買取サービスに対応している遺品整理業者に依頼すれば、作業面だけでなく費用面の負担軽減にもつながります。

まとめ

遺品の買取対象になる品目や、遺品整理を行う上での注意点をご紹介しました。

最後にもう一度、遺品整理・遺品買取のポイントを簡単におさらいしておきましょう。

• 自分で価値を判断しない

• 遺品整理は、相続手続きがすべて済んでから行う

• 買取サービスを行っている遺品整理業者に依頼する

 

大切な方が亡くなってすぐは心身ともに疲れてしまうだけでなく、費用面の負担も大きくかかるのが現実です。

少しでも負担を減らすために遺品の買取サービスを上手に利用し、遺品を活かす整理をしましょう。

この記事を執筆した人

執筆者
株式会社プログレス
編集部 F・N
フリーライター時代に取材した遺品整理の仕事に興味を持ち、プログレスの編集メンバーに。
遺品整理やゴミ屋敷の問題や疑問、関心を先回りして発見し、問題提起するプログレスきってのリサーチャー。
身近に起きる不用品処分や遺品整理の悩みを記事でサポートするをモットーに、プログレス各種サイトのコラムを執筆中。

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