終活でやるべき5つのこと!基本のやり方を分かりやすくご紹介お役立ちコラム

作業風景

終活は65歳から始める方が多いと言われています。定年や還暦、もしくはご自身の病気が発覚し、自分の老後について考える機会が多い年齢ですよね。

終活は机に向かって行うものだと想像してしまいがちですが、不要な家具や家電を自宅から運び出す作業も必要に応じて行わなければいけません。また、お墓や葬祭場も見て回る必要があるかもしれませんので、体力に余裕があるうちに終活を始めておくことがおすすめです。

いつか来る日に備えて仕度をすることは死期を身近に感じてしまうため気持ちが落ち込み、手をつけにくいかもしれません。けれども身辺を整理し、人生において達成できていない目標を明確にすることで、余生を充実させることができるのです。

今回は終活として行うべき5つのやり方をご紹介させていただきます。

この記事を監修した人

監修者
小西 清香氏
整理収納アドバイザー

元汚部屋出身の整理収納アドバイザー。夫の身内6人の看取りや介護をし、生前整理の大切さを痛感。
また看護師時代ICUに勤務し、人の最期もたくさん見てきました。
そんな経験を元に元気なうちから生前整理を!という思いで、片付けと合わせてお伝えしています。

個人情報を整理する

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本籍や年金手帳の番号、銀行口座などの死亡後の手続きに必要な情報を把握し、保管場所などは家族にも分かるようにまとめておきます。

電子マネーやインターネット口座、電子株などはデジタル遺品と呼ばれます。デジタル遺品はパスワードとIDによって厳守されていますので、ご家族へ伝えていなければ死亡後にお金を引き出せなくなってしまう可能性があります。

いざというときに家族に利用してもらえるよう、パスワードやIDを伝えておき、家族内で厳重に管理しておきましょう。

 

利用していないサービスは解約する

長い間利用していないクレジットカードや動画配信サービスは解約をすることがおすすめです。

利用を停止することで無駄な年会費を支払う必要がなくなるだけでなく、死後にご家族が解約手続きをする手間を省くことができます。

不用品を整理する

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着る予定のない服やアクセサリー、日用品は処分し、お部屋の中の物を減らしておきましょう。

大型の家具や家電などは家から運び出す肉体的な負担だけでなく、時間や費用の支払いなど、処分するために家族へ多くの負担を掛けてしまいます。

体力に余裕があるうちに、大きくて重たい物から処分してしまいましょう。

 

捨てにくい物は供養がおすすめ

ぬいぐるみや人形などゴミとして処分しづらい物は供養という形で手放すこともおすすめです。

供養は神社はお寺で行われており、現地にお参りすることが難しい場合は郵送でも受け付けてくれる場合があります。人形だけでなく、服や写真なども供養をしてくれる場合がありますので、電話やホームページで確認してみましょう。

 

不要な写真を整理する方法

さまざまな思い出が記録された写真は、大変処分しづらい物だと言えます。似たような風景が写っている物は手放し、本当にお気に入りの写真だけを残しておきましょう。

どうしても数を減らすことができない場合は、データ化して保存しておくことがおすすめです。

データであれば一つの端末に保存することができますし、他の人へ共有することも簡単になります。

葬儀やお墓についての希望を書き出してみる

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医師によって死亡確認が行われた後、遺族は親族への連絡や葬儀の手配など、膨大な量の手続きをしなければいけません。

家族への負担を減らしたいのであれば、ご自身が望む葬儀を生前に契約しておくと良いでしょう。

自分が望む葬儀の規模について調べてみたり、葬儀に呼んでほしい人の名簿を作成してみましょう。

遺影用に使ってほしい写真や、棺に入れてほしい思い出の品を探しておくことも準備の一つです。

 

お墓の面倒を見てくれる身寄りがいない場合は、自分の納骨方法についても考える必要があります。

永代供養ではお寺や霊園が管理や供養をしてくれるため、お墓参りに来てくれる人がいない方だけでなく、足腰が弱くお墓参りに行くことができない方にも利用されています。

山や海に思い入れのある方は樹木葬や海洋散骨などの自然葬を検討しても良いかもしれません。

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相続について準備をする

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家族間で財産相続をするため、財産についての情報も整理しておきましょう。

整理できていない財産が後に見つかると、誰が相続をするかというトラブルが発生してしまいます。

家や土地の権利書、株券など財産に関わる書面は1カ所にまとめておきます。

コレクションとして収集していた絵画や骨董品に歴史的価値があると判断された場合は相続税が発生しますので、専門家による鑑定が必要になります。

エンディングノートを作成する

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上記の問題を整理したことは、エンディングノートに記録しておくといつでも振り返ることができます。

ご家族に伝えておきたい個人情報や財産情報だけでなく、自分史やご遺族に伝えたいメッセージを自由に書くことができます。

銀行口座やクレジットカードの暗証番号を記入しても構いませんが、第三者の目に入らないよう厳重に管理する必要があります。

 

遺言書との違いは?

エンディングノートは遺言書と違い、法的な効力を持ちません。エンディングノートに遺産の相続先の希望を記入しても、最終的な判断は遺族に委ねられることを心に留めておきましょう。

相続財産の配分によるトラブルが懸念される場合は、エンディングノートとは別に遺言書を作成しておく必要があります。

 

遺言書の書き方

必要であれば遺言書も作成しておきましょう。

遺言書に押印や日付の記載がない、本人の署名がない場合は無効と判断されてしまいますので、何度も書き直せる時間があるときにしっかりと書くことがおすすめです。

 

自筆証書遺言

文字通り、手書きで作成された遺言書です。

パソコンで作成した物は無効となり、作成年月日を明記する必要がありますが、特別な手続きが必要ないためこの方法で作成する方が多いです。

 

公正証書遺言

公証人によって発行された遺言書のことです。

依頼者の遺言内容を記録し、公証人の下で保管されます。

専門家の手で作成されるため不備が生じることが少なく、偽装、紛失の被害も防ぐことができますが、専門家に委託するため高額な費用がかかってしまうことが多いです。

 

秘密証書遺言

遺言書を自分で作成し、公証人に遺言書の存在を保証してもらう方法です。公証人や相続人は一切中身を見ることができないため、誰にも遺言の内容を知られることなく保管することができます。

秘密証書遺言はあくまで存在を保証してもらえるだけであり、手続きが終了した後には自分で遺言書を保管する必要があります。そのため、紛失、盗難には十分な注意を払わなければいけません。

まとめ

終活を行うことで、自分を取り巻く状況を客観的に把握することができます。けれども死後のための準備をすることは、死期を身近に感じてしまうため気持ちが落ち込み、意欲が湧かなくなります。

終活のための整理を意識するのではなく、軽い運動として、いらない物を買取査定に出してお小遣いを増やすため、と考えて取り掛かると、明るい気持ちで整理を進めることができます。

ご家族の方も終活に参加し、不用品の整理などを手伝ってあげるようにしましょう。家族と一緒に話し合いながら身辺整理をすることで、死亡後に家族に迷惑を掛けないようにするためだけでなく、これからの自分の未来について考える機会を作ることができます。

不安なく最期を迎えられるようにしたいと伝えるよりも、今後の備えとして身の回りを整理しておくと伝えれば、誤解を招かず身辺整理を進めることができます。

今後の人生をより充実させるためにも、今から少しずつ終活を進めてみてはいかがでしょうか。

この記事を執筆した人

執筆者
株式会社プログレス
編集部 M・Y
祖母の死をきっかけに遺品整理を始めたものの、大量の家財整理に手を焼いた経験からプログレスで不用品の処分や遺品整理、ゴミ屋敷問題について調査、執筆を開始。
ネットショッピングや定期購入などによって簡単に物が手に入る時代だからこそ、身の回りの整理整頓について振り返るきっかけを皆様へお届けしたいと考えています。

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